■ DNA の生存本能で、
『善悪』 について考えてみる (1/3)








最後は、『 善悪 』 についてですね。


わたしたち生物は、

自分の生存確率を
上げてくれる物事を 「善」、


生存確率を下げてしまうものを 「悪」

と 感じます。





ただ、ちょっと怖いのは、

人間さんたちの中には、
この 「善悪」 が 絶対的なもの…

未来永劫、変わることの無いものだと
信じこんでしまっている人がいる


という点です。





お互いが、

「自分のほうこそ善である」 と、
かたくなに ゆずらなかった結果、

ケンカや、分裂…

ときには 戦争といった
恐ろしい事態に発展してしまう
場合もある
のです…





実際は 『 善悪 』 は、

絶対的なものでは
ないのですか?





はい。 むしろ、

『 善悪ほど、アヤフヤで
流動的なものはない 』


とすら 言えるほどです。





そ、そうかなぁ… 

僕は、『 善悪 』って、

すごく分かりやすくて、
ハッキリしたもの


だと 思うんだけど…





先ほど ミューラー が、

『 人間さんたちの中には、
「善悪」 が 絶対的なものだと
勘違いしてしまっている人がいる… 』


と、言っていたので、

この反論をしようかどうか、
ふき も 迷ったのですが…



実は ふき は 先日、

自分の住んでいるマンションの
「管理人の おばさん」 と、
善悪うんぬんの話になったときに、

『 他人が喜ぶことは、全て、良い行い(善) 』

という、興味深い言葉を
彼女から聞いていたのです。



このことばは、「正しさ」 というものを
とても分かりやすく説明している気がして


ふき も すごく納得し、
感心したものでした。



そんな経緯が あったため、

今回の ミューラー の 話は、
ふき には結構、ショックだったのです。








それに、理由は よくわからないのですが、

自分の中には、
なにか子供の頃から、

『善悪は、とてもハッキリしたものだ』

というイメージがあったのです。




あらためて 考えてみると、

「どうして自分は、
今まで そんなふうに
考えてきたのだろう…??」


と、首をかしげるのですが…








そんな、「悩む ふき」 に、

ネック が 横から
こんな話を切り出しました。








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