■ 健康である (1/2)







ここまで、ネック を相手に、

鼻息荒く 「自分の幸せ」
語ってきた ふき



ふき が 普段から 「しあわせ」
だと 考えていた要素は、

もう出しつくして、
「残弾0」 という感じです。








ただ、気持ちよく話してきた一方で、

ふき の中に、なにか こう、
漠然とした不安 が、
わいてきているのも確かでした。



これまで、どちらかといえば
自分を小バカにしてきた ネック が、

今回 あまりにも素直に
最後まで話を聞いてくれたのが
引っかかるのです。





もしかして、
「自分のターン」 は
ここまでで、

ここからは ネックさん の、

『 怒涛の反撃ターン 』
なのでは…??






そんな ふき の予想を
裏打ちするように、




今ので、あんたの考えてる
「しあわせ」 は 終わり?

ふき



と、念を押すような
ことを言いながら、

ネック が、寝ていた
ソファーから体を起こし、

キチンと 座り直しています。








「ヤバイ! なにか他に無いか?

自分の しあわせは…

誇れる しあわせは…」








そんな、慌てふためく ふき が、

最後に、

本当にムリヤリ
しぼりだした弾は…





け、け、け、健康!!


…でした。






ふき の 意外な言葉に、

ネック が、キョトン顔で
こちらを見つめています…











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